まろんこが送る、本のある生活。

読書初心者の何気ない日常を綴ります。

宿野かほる著【ルビンの壺が割れた】

こんにちは。まろんこです!

 

今日は雨が降ったり止んだりの1日でした。

今日は仕事が休みで、主人の仕事もお手伝いは要らないとのことだったので(主人は自営業)

1人ショッピングに繰り出してきました。意味もなく有楽町へ。

 

ショッピングの合間に、ランチがてら本を読もうと思って

とあるイタリアン(チェーン店)に入ったのですが、

ここ1年くらいで一番最悪だったのでは?というくらい酷いお店に当たってしまいました…

 

聞いてくれますか?お決まりになってきちゃった私のネガティブな話…

 

料理の味が美味しくないのもそうなのですが、

とにかく店員の愛想が悪い!!

入店早々、『いらっしゃいませ』より先に、『お一人ですか?(迷惑そうな顔)』から始まり、

この段階でいや〜な予感がしていたのですが、

かなり多くの店員さんがいるにも関わらず

案の定店員さんたちは呼んでも注文も聞きに来ないし、

食べ終わったお皿を隅に避けてても下げようとしないし、

無くなったお水にも気づかない、

食後の紅茶を頼めばまたもや嫌な顔…。

 

では何をしているかといえば、壁に寄りかかって『あ〜あ(早く帰りたい。面倒臭い)と言った会話をしているのです。

お客さんの目の前ですよ!?ありえない…

 

しかも1人の店員さんだけじゃなくて、スタッフ全員が同じ雰囲気なんですよね。

負の連鎖と言いますか、店員さんたちの間ではそれが“普通“なんでしょう。

 

自分も接客業なので本当に気をつけネバと思いました。

その接客が普通と思う人もいれば、私みたいに不快に思う人もいます。

自分の『大丈夫』の過信は本当に怖いです…

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、

タイトルにある宿野かほる著の【ルビンの壺が割れた】を読了しました!

今朝読み始めて、だいたい1時間半くらいで読み終えました。

 

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前記事でお伝えしたように、最近たくさん本を購入していて、

フェルマーの最終定理】から読み進めていたのですが、

今朝は何だかサクッと読める小説を読みたくなって、【ルビンの壺が割れた】を読んでみました。

 

内容は以前恋人同士だった2人が30年ぶりにFacebookで繋がり、Facebookのメッセージのやりとりを読み進めることで進んでいきます。

文章が読むのが苦手な方でも、Facebookのメールに入力できる程度の文字数で、交互にメッセージが流れてくる感覚なので読みやすいのではないでしょうか?

 

ただFacebookのメッセージとはいえ、主人公は53歳で、現代的の短くSNS特有の無駄を省いたような言葉が続く訳ではなく、1つ1つ丁寧に書かれた文章という印象があります。

 

実際に読んでみると、最初男性の方から元恋人の女性にメッセージを送っていたので、『何か怖いな、未練タラタラなのか!?』かと思行きや、

女性とやりとりを始めると『2人は純愛をしていたんだな〜』と思える過去の回想が続き、

平和ボケしそうになったところでいくつもの驚き爆弾が仕掛け羅っれています。

『怪しいな〜』とずっと思っていたはずなのに、完全に不意打ちくらいました( ;∀;)

そしてラストに急にくる衝撃と爽快感、最後の1文にはびっくりして、

読み終わった後には1人でポカーンとしてしまいました。

 

カバーにもたくさんの読者の感想が印刷されていますが、

私も一言感想を書いてと言われたら「全てが怪しいのに、騙された」と書くと思います(笑)

 

 

内容はミステリーに近い、純愛とも違う重〜い感じですが、

構成はわかり易く空き時間で読める作品ではあるので、読書初心者の方にもオススメです。

是非読んでみてください!

 

ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

ルビンの壺が割れた(新潮文庫)

 

 

 

以上、まろんこでした。