まろんこが送る、本のある生活。

読書初心者の何気ない日常を綴ります。

森見登美彦著【有頂天家族】

こんにちは。まろんこです。

 

会社の先輩から借りていた3冊目の小説、

森見登美彦著、【有頂天家族】を読み終えました!

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

 

 私は先輩にこの本を渡されて初めて【有頂天家族】を知りましたが、

アニメ化や漫画家もされている人気作なんですね。

 

物語の舞台は京都。主人公である矢三郎は下鴨神社糺の森に住む狸の名門であるの下鴨家の三男です。

今や野生に天敵もおらず、おもしろおかしく生きていけるはずの狸たちですが、

この下鴨家の父親は“金曜倶楽部“と言う人間たちの集いの際に忘年会の鍋の具とされ亡くなってしまってしまいます…。

 

亡くなった父親はとても聡明で京都狸界の頭領「偽右衛門」として多くの人に慕われる偉大な狸でした。

そんな父親のようになりたいと、下鴨家の長男・矢一郎は下鴨家の家族を守りながら次期「偽右衛門」に立候補をします。

しかし、ライバル一族である夷川家の狸達があちらこちらから邪魔や意地悪をしてくるので

いつも2つの一族はバチバチと火花を散らしています。

偽右衛門が選ばれる日が近くなってくると、夷川家は鴨川家の狸を金曜倶楽部の忘年会の鍋にしてやろうと企むのですが、

私はここから本のページをめくるのが止まらなくなりましたd( ̄  ̄)

 

先輩から3冊の本を借りましたが、この【有頂天家族】が一番引き込まれました♪

主人公が狸だからか「日本昔話」のような印象があり、

この狸達はいつも一生懸命で、描写がいちいち可愛いのです。

物語の中ではへなちょこ兄弟で有名な下鴨家だけれど、

家族が一致団結してお互いを守ろうとするストーリーがとても心温まります。

 

借りるのではなくて、1冊家に置いておきたいな〜

私は責任感に駆られながら読んでしまったけれど、

難しいことなんて考えず、のほほんとしたいときに読めたら最高だと思います。

 

今気付いたのですが、本の魅力って文章にするとなかなか出てこないものですね…

本の感想を人に話すこともないので感想を書く難しさに今気付いてしまいました、なうです。

 

何回も書いてたら上手になるのかな!?

めげずに読んだ本はなるべく感想も綴っていこうと思います。

皆さま、温かい目で見守ってやって下さい、下鴨家の可愛い狸達のように。

 

以上、まろんこでした。